東京ディズニーリゾート

《紙製ストロー》がTDRに導入 一部レストランでプラスチック製から紙製へ変更 環境問題に配慮か

紙ストロー リストランテ・ディ・カナレット

東京ディズニーリゾートの食事に変化!?

多くのレストランで提供されている“ストロー”が変わりました。

TDRレストラン改革が進む

クイーン・オブ・ハートのバンケットホール

クイーン・オブ・ハートのバンケットホール

東京ディズニーリゾートでは、飲食施設の改革が進められています。

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メニューの統一化や、紙皿での提供等、キャストの負担軽減や経費削減を狙った施策が次々に打ち出されています。

グランマ・サラのキッチン

紙皿に変わった「グランマ・サラのキッチン」

レストランのキャストの業務分散化による負担軽減は賛成ですが、各施設のテーマ性を崩しかねないレベルの改革については個人的には素直に納得できない点も残ります。

《紙ストロー》一部レストランから導入

プラスチックストロー ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ

東京ディズニーリゾートで現在提供されているストロー

東京ディズニーリゾートの多くのレストランで提供されているのが“ストロー”

ほぼすべてのドリンクを飲むために必要です。

そんな“ストロー”が2019年3月26日から徐々に変化しています。

紙ストロー リストランテ・ディ・カナレット

紙ストローが一部レストランから導入

これまでは、プラスチック製のストローが提供されていましたが、現在は一部レストランにて“紙製”のストローに置き換えられました。

現在は、テーブルサービスやバフェテリアサービスのレストランに紙製のストローが導入されています。

プラスチックストロー ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ

カウンターサービスのレストランでは未だにプラスチック製のストローが提供

おそらく、現在抱えているプラスチック製のストローの在庫がなくなれば、全てのレストランが紙製のストローを使用することになりそうです。

環境問題に配慮か

紙ストロー リストランテ・ディ・カナレット

紙ストローへの変更で環境問題へ配慮

近年、プラスチック製ストローによる環境破壊が世界的に問題視されてきました。

既にプラスチック製ストローの使用を中止し、紙製へ変更している飲食チェーン店も少なくありません。

ディズニーパークも例外ではなく、海外のパークを運営するウォルト・ディズニー・カンパニーは2019年半ばまでにプラスチック製ストローの使用を中止することを発表しました。

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドも2019年4月8日に『「使い捨てプラスチック」の削減について』というリリースを発表し、パーク内やホテルで提供するストローの一部を紙製に変更することを公表ました。

使用感はイマイチ?

紙ストロー クイーン・オブ・ハートのバンケットホール

紙製ストローの使用感はイマイチ?

これまでプラスチック製のストローに慣れていたせいか、紙製ストローの使用感には違和感を覚えます。

プラスチック製は曲がるタイプのストローでしたが、紙製は曲がる部分がなく直線です。

また、紙製なので水分を吸うため、唇にくっつくような感覚を覚えます。

紙ストロー クイーン・オブ・ハートのバンケットホール

水分を吸ってふやけてしまうことも

長時間ドリンクにいれていると、水を吸ってしまいふやけてしまうこともあります。

[voice icon="https://tdrmania.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_4253.jpg" name="まにあ" type="l content"]紙ストローには慣れが必要です![/voice]

矛盾する施策

ユカタン・ベースキャンプ・グリル

今年2月からは「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」では紙皿が採用

さて、紙ストローの導入は環境保全が目的でしたが、昨今の東京ディズニーリゾートで行われている施策と若干の矛盾が生じている部分があります。

ディズニーランドの「グランマ・サラのキッチン」やディズニーシーの「ユカタン・ベースキャンプ・グリル」では、もともと食器で提供されていたメニューが紙容器での提供に変更されました。

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つまり、これまでは洗うことで使いまわしができていた容器が、完全に使い捨てになったわけです。

食器を洗う際に出る排水の問題などもあり、一概にどちらが環境保全に有効なのかは判断がつきづらいところではありますが、一日当たり相当な量のゴミが出ていることには変わりありません。

紙ストロー リストランテ・ディ・カナレット

徐々に導入されている紙ストロー

紙容器に変更することで、カストーディアルキャストがレストラン内の清掃作業を容易に行えるため、レストランのキャストの業務効率化につながっています。

『現場のキャストの負担を減らしつつ、環境問題にも配慮していく』

1年間に3,000万人以上のゲストに楽しまれている東京ディズニーリゾートだからこそ、解決しなければならない大きな問題です。

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