アメリカンウォーターフロント

TDS《ドックサイドダイナー》オープン 加速する効率化と失われる食の魅力

東京ディズニーシーの人気レストラン「セイリングデイ・ブッフェ」のクローズから5カ月半、その跡地に新レストラン「ドックサイドダイナー」が今日オープンしました。

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ドックサイドダイナー 8月20日オープン

本日、アメリカンウォーターフロントに新しいレストラン「ドックサイドダイナー」がオープンしました。

タワー・オブ・テラーとS.S.コロンビア号の間に位置する「ドックサイドダイナー」、今年の3月までバイキング形式のレストラン「セイリング・デイ・ブッフェ」として運営されていました。

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そのクローズから約5カ月半の時を経て、新しいレストランへとリニューアルされました。

セイリングからの変更点

セイリングデイ・ブッフェ

セイリングデイ・ブッフェ

ここからは、セイリングデイ・ブッフェからドックサイドダイナーにリニューアルされるにあたり、変更された点を紹介します。

サービス形式変更 ブッフェからカウンターへ

大きな変更として、レストランのサービスタイプの変更が挙げられます。

セイリングデイ・ブッフェではレストラン中央に並んだ多数の料理から自分の好きなものを好きなだけお皿に盛り付け、食べることができるブッフェサービスのレストランでした。

セイリングデイ・ブッフェ

セイリングデイ・ブッフェ

ドックサイドダイナーは、レジでメニューを注文し、カウンターで料理を受けとるカウンターサービスのレストランとなりました。

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これで、東京ディズニーシーパーク内にはブッフェサービスのレストランが完全に消滅しました。

持ち出し可 手軽なメニューが登場

サービスタイプの変更に伴い、提供されるメニューももちろん変更となりました。

サンドウィッチや冷麺など、手軽に食べることができるメニューが登場しました。

また、東京ディズニーランドで2015年8月にクローズしたレストラン「ラッキーナゲット・カフェ」で提供されていたフライドチキンもメニューに再登場しています。

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[voice icon="https://tdrmania.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_4253.jpg" name="まにあ" type="l content"]一部のファンからは、「ラッキーナゲット・カフェのフライドチキンにそっくり!」との声も。[/voice]

また、購入したメニューを簡単にテイクアウトできる点も大きな変更点の1つです。

ショー待ちの際も利用できそうです。

テラス席部分が屋内化 & 座席数微増

ドックサイドダイナー

リニューアル工事中のドックサイドダイナー

セイリングデイ・ブッフェにはハドソンリバー・ハーベスト寄りにテラス席が用意されていました。

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ドックサイドダイナーへのリニューアルを機に、テラス席が廃止され、完全に屋内化されました。

暑い日も寒い日も関係なく快適に食事ができる席が増えました。

また、セイリングデイ・ブッフェでは約440だった座席数が、リニューアル後は約460席へ微増しました。

店内の一部エリアに席が増設されるなどの対応がされたため、座席数の微増に繋がった模様です。

変わらなかった部分

ドックサイドダイナーへのリニューアルでは、内装や外装の多くは変わらず、セイリングデイ・ブッフェ当時のままで運営されています。

座席やテーブルは一部新しいものが導入され、出入り口も自動ドアへ変更されました。

カウンターサービスに変化 効率化を目指す

ドックサイドダイナーはカウンターサービスのレストランです。

パーク内には他にも同サービスタイプのレストランが多数存在していますが、ドックサイドダイナーは少々提供スタイルがそれらと異なります。

商品の受け取り時にはレシートの番号が呼ばれる対応や、食べ終わった際のセルフでの後片付けの徹底など、いかに効率的に運営できるかを考えたスタイルのレストランに生まれ変わりました。

レストランキャパシティの増加へ

昨今の人出不足により、パーク内のレストランも少ない人数で効率的に運営するための方法が模索されているようです。

セイリングデイ・ブッフェはそのサービス形式からも、多数のキャストが必要であるにも関わらず、ゲストの滞在時間が長いためレストランとしての回転は決して良くなく、パーク全体としてのレストランキャパシティを上げるためにはドックサイドダイナーのようなレストランが必要だという判断に至ったのでしょう。

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効率と食の魅力のバランス

ここ最近、ディズニーリゾートではレストランの改革が行われています。
メニューの削減や、食器類の簡素化など、レストランから個性が失われつつあります。

セイリングデイ・ブッフェ

セイリングデイ・ブッフェのメニュー

パークを楽しむにあたり、「食」は重要な要素のひとつ。
効率化を追い求めるあまり、「食」の魅力や楽しさが失われてしまうことを個人的に危惧しています。

そのエリアやレストランでしか食べれない個性溢れるメニューと、そこから生まれるコミュニケーションもパークとして大切にすべき1つの体験価値であると私は考えます。

また、今後はパークのレストランのサービス形式もドックサイドダイナーの実績次第で大きく変わってくるかもしれません。

手軽に食事をとれるレストランが増えて嬉しい一方、ブッフェが無くなり、ディズニーシーらしい個性のあるメニューが消滅しつつあるのは悲しくもあります。

ドックサイドダイナーは東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントで運営中。

新しい中にもどこか懐かしさの残るレストランでステキな食事をお楽しみください!

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