東京ディズニーリゾートは今日で35周年イベント最終日を迎えた。
そこで、私の東京ディズニーリゾートへの想いを書いてみることにした。
35年間の歴史
眼の前に広がる夢の世界、繰り広げられるエンターテイメントプログラム、カラフルなフロート、たくさんのダンサー、個性豊かなキャラクター、ここは普段の生活とは全く違う空気が流れていることを幼いながらに感じたことを今でも鮮明に覚えている。
あれは今から20年前、東京ディズニーシーなんてものはまだなく、東京ディズニーランドで15周年イベントが開催されていた頃だ。
まだ幼稚園児だった私でさえ、この場所の素晴らしさに感銘を受けた。
そして20年後、 あれからどれだけ身長が伸びただろうか。20年という月日は長かったようで、思い返してみると一瞬だった気がする。
あの頃はベビーカーに乗っていた私も、今は車を運転できるにまで成長した。
流れる月日の中、常にそばにあったのか「東京ディズニーリゾート」だ。
母子家庭であったこともあり、どこに遊びに行けば分からなかった母が連れてきたのが東京ディズニーランドだった。
「世界一安全な公園」としても知られ(笑)、母としてもここならという安心感があったのだろう。
私も普段の生活では体験できないものに触れ、私を連れてきた母本人も楽しんでいたようだ。
ウォルトが理想とする「ファミリーエンターテイメント」に私と母はどっぷりと浸かった。(いい意味で)
東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!” 最終日
なぜこんな話をしているのか、それは今日、そして明日という日が東京ディズニーリゾートにとって非常に大切な日であるからだ。
[kanren postid="13730"]
昨年4月からスタートした「東京ディズニーリゾート35周年“Happiest Celebration!”」
東京ディズニーランドの35周年を両パークを上げて盛大にお祝いした。
そんなアニバーサリーイベントも今日で最終日を迎えた。
22時をもって、史上最高の祝祭は終了した。
最近のパークは…
「最近のパークは…」この後に続く言葉を考えてほしい。
おそらく多くの人がネガティブな文章を作り上げるのではないか。
顧客満足度が、ショーが、レストランが…確かにそうだ。間違いない。
一時期に比べると、顧客満足度は下がっているし、エンターテイメントプログラムへの予算も大幅に削減されている、経費削減のメスはレストランにも入りつつある。
[kanren postid="13241"]
もっとこうしてほしい、改善してほしい、そう思うことはたくさんある。
しかし、ここは私の思い出が詰まっている大切な場所だ。(あまり悪口ばかりを言わないでほしい)
悪い点ばかりが目立ってしまうのは、SNSの急速な発展の弊害のひとつだろう。
思い出の場所なら変わらないでほしい、そう思うかもしれない。しかし、私は違う。
パークが変わることは成長だと考えている。
エンターテイメントプログラムが縮小されたのも、レストランが紙皿になったのも、合理的な成長を続けた結果だと思っている。(そう言い聞かせてる側面もあるが)
悪いところばかりではない
SNSを見ていると、悪いところばかりが目立つ。
しかし、現にパークには良いところもたくさんある。(というか良いところしかないほどだろう)
ゲートをくぐった先に広がるあの世界、パークに流れる軽快なBGM、毎晩夜空を彩る花火、当たり前のようだが、テーマパークとしての完成度は言うまでもないほど高い。
最近では、デジタル活用が急ピッチで進められている。(少し出遅れ気味なのは否めないが)
[kanren postid="13157"]
公式アプリのリリース、スマホでのショッピング、そして夏にはファストパスも手の平のスマホ上で発券できるようになるらしい。
更に、何よりハード面の改革も大幅に進められている。
[kanren postid="10028"]
夏には「ソアリン:ファンタスティック・フライト」がオープン、2020年には東京ディズニーランドに新エリアがオープン、2022年には東京ディズニーシーにも新エリアがオープンする。
東京ディズニーリゾートのこれまでの歴史には無かった、過去最大規模の再開発が進んでいる。
この計画にワクワクしない人はいないだろう。
たしかに、小さな頃から大好きだった「グランドサーキット・レースウェイ」がクローズしたことは悲しかった、でもそれは新しい夢の始まりを意味していたのだ。
明日からのパーク
35周年イベントが終わった明日からはいつものパークに戻る。
いつもだけど、いつもじゃない。
それもそのはず、明日からはミッキーとミニーの顔が変わるのだ。
[kanren postid="13388"]
これは私の中でも大きなニュースだった。
東京だけが取り残されたとき、いつかこの時は来ると思っていたが、いよいよやってきたのだ。
ただ、これもパークの成長と同じだ。
ミッキーとミニーも成長するのだ。私はそう考えている。
20年前はミッキーが怖くて仕方なかった。
少しでも姿が見えると母の後ろに隠れていたらしい。私も成長した結果、今ではミッキーのことが大好きだ。
ディズニーリゾートに思い出が詰まっているのと同じく、ミッキーにもたくさんの思い出が詰まっている。
それはミッキーの顔、だけではなくてミッキーというこれまで他に見たことのない大スターに紐付いているのだろう。
顔が変わろうが、ミッキーはミッキー。
時にかっこよく、時にかわいくて…何でもできる。
そんなスーパースターは彼しかいない。
そう思えるのは、顔なんかじゃなく、もっともっと深いところに惹かれているからだと思う。
こんなこと言いつつ、顔が変わったら泣いているかもしれない。(そしたら笑ってやってくれ)
変わらないものは無い 過去も未来も
ここまでお付き合い頂き、ありがとうございます。ダラダラと文を書いていたら止まらなくなってしまった。
こんな記事を書いていると、これを機にブログの更新をやめるのではないかと思われるかもしれないが、そんなことはないので安心してほしい。
何がいいたいのかもハッキリしていないが、これだけは言える。
「変わらないものは無い」
私の身長が20年前から数十センチ伸びたことも、レストランが紙皿になったことも、アプリでショッピングができるようになったことも、ミッキーとミニーの顔も。
「変わらないものは無い」
だからこそ、今を大切に生きたいと思うと同時に、新しい夢のはじまりにワクワクするのだろう。
35周年イベントが終わり、パークは大きな転換期を迎えることとなる。
私は今のパークが大好きだ。もちろん、過去のパークもだ。
そして、これからのパークも大好きで居続けられる自信がある。
それは、この場所こそが私にとっての「思い出のはじまりの場所」であるとともに「永遠に完成しない場所」だからだ。
[box class="green_box"]みなさんからの東京ディズニーリゾートへの想いをお待ちしています。
投稿はツイッターでお待ちしています![/box]