[box class="yellow_box" title="追記"]2022年度中に東京ディズニーシーが拡張されることが発表されました。
コチラの記事で詳しく紹介しています。[kanren postid="9983"][/box]
TDRの開発計画の詳細が発表
本日(27日)、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランドは、平成28年3月期決算短信を発表しました。
そしてそれに合わせ、「東京ディズニーランド/東京ディズニーシー 今後の開発計画について」というリリースを発表しました。
既に概要が発表済みである東京ディズニーランドのファンタジーランドの再開発や、東京ディズニーシーへの新規アトラクション導入などの情報が詳細に掲載されています。
今回は、発表された開発計画について詳しく紹介していきたいと思います。
ファンタジーランド再開発
ファンタジーランドの再開発及び拡張については、2014年10月にオリエンタルランドより概要の発表がありました。
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そして、今日(27日)の発表では、2020年度までに完成予定の施設などの情報が詳しく掲載されています。
美女と野獣エリア誕生
こちらが、今回発表された新ファンタジーランドの全景です。
そして、この新ファンタジーランドのメインとなるのが「美女と野獣エリア(仮称)」です。
エリア導入施設 |
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大型アトラクション、ショップ、レストランがそれぞれ1施設ずつ導入されます。
このエリアには、野獣の住む城やベルたちが住む村があり、映画の中に入りこんだような体験ができるそうです。
大型アトラクション
美女と野獣エリアに導入される大型アトラクションは、日本オリジナルのものになります。
現時点では名称未定となっているこのアトラクションですが、美女と野獣の様々な名シーンを体験できるライドタイプのアトラクションです。
こちらは、アトラクションの体験シーンのイメージです。
ゲストはティーカップのようなライドに乗り、映画の世界を体験します。
ライドのイメージとしてはプーさんのハニーハントに似ていますが、1ライドの定員が新アトラクションのほうが多めです。
このシーンではルミエールたちが繰り広げる晩餐会を体験しています。
形式 | ライドタイプ |
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体験時間 | 約8分 |
導入時期 | 2020年春(予定) |
投資額 | 320億円(予定) |
導入場所 | TDL新ファンタジーランド (現:トゥモローランド内) |
320億円を投資する、かなり大型のアトラクションです。
この額には、美女と野獣エリア全体への投資額も含まれていると思いますが、それでもかなり大型の投資となります。
タワー・オブ・テラーの投資額が210億円であることを考えるとその額の大きさに驚きです。
[box class="yellow_box"]新ファンタジーランドに登場するアトラクションが「美女と野獣“魔法のものがたり”」に決定。
建設現場の様子も一部公開されました。[kanren postid="12609"][/box]
ライブエンターテインメントシアター導入
美女と野獣エリアのほかにも、ファンタジーランドには新たにライブエンターテインメントシアター(名称未定)が導入されます。
こちらがその外観のイメージです。
入り口のみが写っていますが、シアター本体の建物はおそらくバックステージ側に作られることとなるでしょう。
グランドサーキット・レースウェイのスタート直後のカーブ当たりがこのシアターの場所になります。
形式 | ライブエンターテインメントシアター |
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定員 | 約1,500人 |
導入時期 | 2020年春(予定) |
投資額 | 170億円(予定) |
導入場所 | TDL新ファンタジーランド (現:トゥモローランド内) |
こちらはシアターの内観です。
小人の世界に迷い込んだようなデザインになっています。
2階席があり、ステージ脇には絵が描いてあったり…イメージとしては東京ディズニーシーにある「ブロードウェイ・ミュージックシアター」にかなり似ているようです。
定員もどちらもほぼ同じ約1,500名です。
ここで公演されるショーは東京ディズニーランドのオリジナルプログラムになります。
ディズニー・キャラクター達の登場もあるようです。
近くにはショーベースもあることから、もしかすると、“有料ショー”の公演という形になるかもしれませんね…。
もしくは、ショーベース自体がクローズとなり、この新シアターの運営がスタートするという可能性もありますね。
2014年発表のイメージとは若干異なる点も
こちらは2014年に発表された新ファンタジーランドのイメージです。
こちらのイメージでは、現在「トゥモローランド・テラス」や「トゥモローランド・ホール」がある場所が別施設になっていることがわかります。
こちらは今回発表された開発エリアです。
トゥモローランド・テラスやトゥモローランド・ホールがある場所は開発エリアがら除外されました。
また、2014年の発表では、「イッツ・ア・スモールワールド」の移転が噂されていましたが、こちらもそのまま残るようです。
前回のリリースのイメージ画像ではクイーン・オブ・ハートのバンケットホール脇にアリスエリアらしきものが見えましたが、今回のリリースでは触れられませんでした。
2014年の発表から約1年半、エリア再開発の動きが見直されたのかもしれません。
一方、すでに発表していた「不思議の国のアリス」をテーマにしたエリアの開発計画は中止しました。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20160427-00000051-ann-bus_all
ディズニーランドのファンタジーランドに建設予定だったアリスエリアの計画は白紙に戻されたとの一部報道もあります。
トゥモローランドにはアトラク&ショップ新規導入
ファンタジーランドの再開発によって、その規模が約半分になってしまうトゥモローランドエリアにも新規アトラクションやショップの導入が発表されました。
ベイマックスのアトラクション導入
ショーの抽選を行う「トゥモローランド・ホール」の隣に映画ベイマックスをテーマにした新アトラクションが導入されます。
ベイマックスが見守る中、音楽に乗せて予測不能な動きをしながら回転するライドに乗り、ハラハラ・ドキドキの体験を楽しむことができるアトラクションです。
形式 | ライドタイプ |
---|---|
体験時間 | 約1分30秒 |
導入時期 | 2020年春(予定) |
投資額 | 60億円(予定) |
導入場所 | TDLトゥモローランド |
ポップコーン専門ショップがオープン
ベイマックスの新アトラクションの隣には、ディズニーリゾート内で初めてとなるポップコーン専門ショップがオープン。
宇宙をテーマにしたショップでは、複数のフレーバーのポップコーンが販売されます。
トゥモローランドにある2つのアトラクションがクローズ
今回のファンタジーランド及びトゥモローランドの開発により、「グランドサーキット・レースウェイ」、「スタージェット」がクローズされることが決定しました。
アトラクション名 | クローズ時期 |
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グランドサーキット・レースウェイ | 2017年1月11日 |
スタージェット | 2017年秋〜冬頃 |
[aside type="normal"]追記(2016年7月7日追記)
「グランドサーキット・レースウェイ」のクローズ日が2017年1月11日と正式発表されました。
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どちらのアトラクションも東京ディズニーランドの開園から多くの人に楽しまれてきたものです。
残念ながら来年中にどちらのアトラクションもクローズされます。
トゥーンタウンに新グリーティング施設
トゥーンタウンには新たなグリーティング施設が導入されます。
この施設ではミニーマウスとグリーティングを楽しむことができます。
ファッションデザイナーとして活躍するミニーのスタジオでおしゃれなファッションに身を包んだミニーと写真を取ることができるようです!
イメージとして公開された画像では、ミニーが夏らしいスイカのコスチュームを着た様子が描かれています。
もしかすると、季節によってミニーのコスチュームが変わったりするかもしれませんね!
導入時期 | 2020年春(予定) |
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投資額 | 約20億円(予定) |
導入場所 | TDLトゥーンタウン |
東京ディズニーランドには今年上半期に新グリーティング施設が登場する予定です。
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2020年の完成までに、東京ディズニーランド内のグリーティング施設は「ミッキーの家とミートミッキー」、「新グリーティング施設(ウエスタンランド/キャラクター未定/2016年上半期)」、「新グリーティング施設(トゥーンタウン/ミニー/2020年春)」の3つになる予定です。
トゥーンパークはクローズ?
導入される場所はトゥーンタウンの入り口近くにある、「トゥーンパーク」にほぼかぶっています。
恐らく、現在トゥーンパークである場所をクローズさせ、このグリーティング施設を導入するということになりそうです。
現在のところ、トゥーンパークのクローズに関する情報は公開されていません。
TDSに新アトラクション導入
東京ディズニーシーでも新アトラクションの導入が発表されました。
メディテレーニアン・ハーバーにあるレストラン「ザンビーニ・ブラザーズ・リストランテ」の裏側で、現在はバックステージとなっている場所に新アトラクション「ソアリン(仮称)」が導入されます。
ソアリンは「ディズニカリフォルニア・アドベンチャー」や「エプコット」など、海外のディズニーパークで既に楽しまれているシミュレーションタイプのアトラクションです。
ソアリンでは、ライドに乗ったゲストが風や匂いを感じながら世界の名所や大自然をめぐる旅を楽しむことができます。
[box class="yellow_box" title="追記:2019年1月18日"]「ソアリン:ファンタスティック・フライト」のオープン日が2019年7月23日に正式決定しました!
詳しくはコチラの記事で!
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形式 | シミュレーションタイプ |
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投資額 | 約180億円(予定) |
導入場所 | TDSメディテレーニアン・ハーバー (現:バックステージ) |
180億円を投資するかなり大型のアトラクションとなります。
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イメージ画像で公開されたアトラクションの外観は歴史を感じさせ、メディテレーニアン・ハーバーの雰囲気にぴったりです。
この辺りには春になると河津桜が綺麗に咲くのですが、伐採されてしまうのか…ちょっと気になります。
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また、ディズニーシーではエンターテインメントプログラムの刷新やリニューアルも検討されているようです。
2014年の発表では、ロストリバーデルタ脇に新エリアの導入が記載されていましたが、今回の発表では触れられませんでした。
一部報道によるとアナと雪の女王の世界を体験できるTDSの新エリアについては、当初の計画であるロストリバーデルタ脇から場所を変更して建設される模様です。
ロストリバーデルタ南側に建設を予定していた『アナと雪の女王』を含む北欧がテーマの新エリアは、場所を変えて建設する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160427-00010002-chibatopi-l12
2020年が楽しみ
今回発表された開発の多くは2020年に完成が予定されています。
今から2020年が楽しみです。
東京ディズニーランドでは7つのテーマランド全てを開発対象に、エリア規模での刷新を順次行うことや、東京ディズニーシーでは複数の拡張用地を活用した大規模ばパーク開発を予定していることも発表されました。
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ただ、東京ディズニーランドに関しては、現在トゥモローランドである部分を多く再開発することとなります。
したがって、一定期間トゥモローランドの多くはリハブ対象エリアとなります。
パークの収容人数が若干減ってしまうことになり、混雑の激化などが見込まれます。
更には、今回の開発に伴う資金確保のため、今後パーク内のフードメニューやグッズ、さらには入園料の値上げも考えられます…。
何はともあれ、今後の東京ディズニーリゾートから目が離せません!!