台風24号が列島を直撃しました。
東京ディズニーリゾートでは今回の台風を受け、異例の対応を行いました。
[box class="yellow_box" title="追記(2019年10月11日)"]
台風19号の接近により、2019年10月12日のパークは臨時休園となることが発表されました。
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TDRの台風による影響
東京ディズニーリゾートは台風の影響が予想される場合も基本はパークを運営することに徹してきました。
これはパークを楽しみに来ているゲストを第1に考えた判断とのこと。
しかし、今回の台風24号は非常に大きな勢力を保った状態で関東に接近し、東京ディズニーリゾートの沿線でもある京葉線をはじめ、関東の多くの在来線が30日夕方から夜にかけて運行を取りやめました。
閉園時間を前倒しして対応
台風の影響を考慮り、東京ディズニーリゾートは9月30日の運営時間を短縮することを発表しました。
レアなインフォメーションボード#TDR_now pic.twitter.com/TDB8f2N55o
— ず。 (@mnndskjni) 2018年9月30日
22時に予定していた閉園時間を21時に1時間前倒しする対応が取られました。
東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーでは、台風24号の影響により、本日の閉園時間、明日の開園時間を以下のとおり変更することといたしましたのでお知らせします。
9月30日(日)8時~22時⇒8時~21時
10月1日(月)8時~22時⇒9時~22時東京ディズニーランド®/東京ディズニーシー®本日および明日の運営時間についてより引用
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン」では台風21号直撃の際や、今回も前日に終日パークのクローズを発表し、安全最優先での対応が取られました。
東京ディズニーリゾートはパークだけでなく、ホテルやパーク内での婚礼などもあるため、簡単にクローズを判断できない背景事情もありますが、今回に関しては無理に開園しておく必要性があったのでしょうか。
[voice icon="https://tdrmania.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_4253.jpg" name="まにあ" type="l content"]返金システムの構築やそれを処理するためのリソースが不足していることも理由なのかもしれません。[/voice]
対応には疑問の声も
前倒しされた閉園時間である21時には既に京葉線の運行は終了しています。
パーク内では、京葉線運行情報がアナウンスされるなどの対応が取られたため、電車で訪れたゲストは相応の対応を取ることが可能ですが、閉園まで勤務をしている電車通勤の従業員は帰れなくなります。
また、いくらメンテナンスを繰り返しているからとは言え、最大規模の台風の直撃、何が起こるか分かりません。
安全を最優先に確保することが求められるディズニーパークにおいて今回の対応は本当に正しかったのでしょうか。
翌日は開園が1時間後ろ倒し
台風直撃から一夜明け、10月1日のパークは前日に発表されていた通り開園時間を1時間後ろ倒しし、午前9時にオープンしました。
パーク内施設の安全点検や、暴風雨に伴う清掃など、朝の時間を使って急ピッチで進められていたことでしょう。
台風の影響をほぼ感じさせることなく通常通りのパークを提供する点についてはさすがと言うに他なりません。
パークの強風対策
今回の運営時間短縮の対応が正しかったどうかは疑問が残りますが、台風直撃の前日(29日)のパーク内では対策が至る所で見られました。
風で吹き飛ばされないように結束されたトラッシュカンや椅子、中でも両パークで進められている工事の現場で目隠しのために張られている幕がまとめられていました。
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幕が風を受け止めてしまわぬように、強風時にはしばしば同様の対応がとられます。
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台風のTDRには要注意
台風がパークを直撃すると、舞浜エリアから出るのが非常に難しくなります。
JR京葉線は風にめっぽう弱く、強風が吹き荒れると遅延や運休につながります。
ディズニーリゾートの最寄駅である舞浜駅はJR線以外の乗り入れがないため、舞浜エリアを脱出するためには、バスやタクシーなどの利用が必要となります。
電車と比較するとこれらの輸送能力の低さは歴然で、パーク内のアトラクションより長い待ち時間ができることもあります。
台風をはじめとする荒天候時にはなるべくパークへは行かずに安静にしていることがオススメです。