東京ディズニーシーにオープンした新アトラクション「ソアリン:ファンタスティック・フライト」
今回は、そのストーリーの鍵を握る一人の女性「カメリア・ファルコ」について紹介します。
- 「カメリア・ファルコ」についてわかる
- ソアリンのストーリーがわかる
- これでソアリンの待ち時間がもっと楽しくなる!?
《ソアリン:ファンタスティック・フライト》のストーリー

7月23日、「ソアリン:ファンタスティック・フライト」が東京ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーを望む丘にグランドオープンしました。

ソアリンは、ドリームフライヤーに乗り時空を超えた飛行体験を楽しむことができるシミュレーションタイプのアトラクションです。

日本最大規模の大きさを誇ります。
ソアリンのストーリーの鍵を握る「カメリア・ファルコ」

ソアリンは世界のディズニーパークでは東京が4箇所目となります。
東京にオープンしたソアリンが他と大きく違うのはストーリーや世界観の作り込みにあります。

そして「ソアリン:ファンタスティック・フライト」のストーリーには、その鍵を握る一人の女性が登場します。

彼女が「カメリア・ファルコ」です。
カメリアは1801年に生まれ、父である「チェッリーノ・ファルコ」に影響を受け、幼少期から空を飛ぶことに興味を持ち、飛行の研究に取り組みます。

父であるチェッリーノこそがファンタスティック・フライト・ミュージアムの初代館長。
カメリアは49歳になると、2代目としてファンタスティック・フライト・ミュージアムの館長に就任します。
女性で初めての《S.E.A.》メンバーに

館長に就任した翌年、カメリアは「冒険家・探検家学会(S.E.A.)」の会員として認められます。
S.E.A.とは「Society of Explorers and Adventurers」の略語で、東京ディズニーシーのストーリーとも強く結び付いている団体です。
S.E.A.は「レオナルド・ダ・ヴィンチ」や「ヴァスコ・ダ・ガマ」らが1538年に創設し、探検家や冒険家が新たな発見・知識・芸術を世界へ広めるために活動をしています。

彼らの活動やその成果は東京ディズニーシーの「フォートレス・エクスプロレーション」をはじめとした世界のディズニーパークで確認することが出来ます。

そんな格式高い団体に女性として初めて認められたカメリア。
彼女の飛行にかける精神がいかに強かったかを伺い知ることが出来ます。

74歳でその生涯に幕を閉じたカメリア、その後ファンタスティック・フライト・ミュージアムはS.E.A.により運営が継続されています。
1801年 誕生
1850年 ファンタスティック・フライト・ミュージアムの2代目館長に就任
1851年 S.E.A.初の女性会員になる
1875年 74歳でその生涯を終える

ファンタスティック・フライト・ミュージアムでも、S.E.A.の活動を様々な展示から確認が出来ます。
カメリア生誕100周年記念展示を実施中

そして今、時代は1901年。
カメリアの生誕100周年記念展示がファンタスティック・フライト・ミュージアムで開催されています。

展示室では、彼女が情熱を掛けて研究した成果が多数展示されています。

2つ目の展示室には大きな肖像画と、彼女が愛してやまなかったハヤブサの「アレッタ」の銅像が飾られています。
ゲストが体験するカメリアのスピリットとの“不思議な出会い”とは!?

そして、ゲストは生誕100周年展示が行われているこの部屋で、彼女のスピリットとの不思議な出会いを体験することになるのです。
肖像画がいきいきと喋りだし、アレッタが飛び回ります。

さらに、飾られているたくさんの絵画も動き出します。
カメリアは自身が熱心に研究した成果を多くのゲストに楽しんでもらうために、ここへ戻ってきたのかもしれません。


そして、その後ドリームフライヤーに乗り込み、彼女が夢見た時空を超えた飛行を我々が体験することとなるのです。
「ソアリン:ファンタスティック・フライト」はカメリア・ファルコの情熱とスピリットが生み出した奇跡のアトラクションなのです。
イマジネーションや夢を見る力があれば、時空を超え、どこにでも行くことができる
– カメリア・ファルコ –

まだまだソアリンやS.E.A.には深いストーリーが隠されています。
カメリアとS.E.A.について知っている状態でキューエリアを観察すると、新しい発見がたくさんあるかもしれません!
長い待ち時間も、ストーリーを知ることで短く感じられることでしょう!
