東京ディズニーシーに新レストラン「ドックサイドダイナー」がオープンしました。
手軽に楽しめるメニューが登場したほか、カウンターサービスとしての提供スタイルも大きく変更されました。
オープンから1週間 ドックサイドダイナー
東京ディズニーシーのアメリカンウォーターフロントに新しいレストラン「ドックサイドダイナー」が8月20日にオープンしました。
以前同じ場所で運営されていたバイキング形式のレストラン「セイリング・デイ・ブッフェ」とはサービス形式を変更し、カウンターサービスとしてドックサイドダイナーは運営されています。
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《カウンターサービス》とは
東京ディズニーリゾートのレストランには幾つかのサービス形態が存在しています。
その1つが“カウンターサービス”です。
この形態のレストランは、まずレジで会計を行い、その奥にあるカウンターでメニューを受け取り、自分で席まで運ぶサービス形態です。
某ファストフード店と似たようなスタイルで、テーブルサービスのレストラン等と異なり、回転率が良いのが特徴のひとつです。
ドックサイドダイナーの新しい“カウンターサービス”
ドックサイドダイナーはカウンターサービスでありながら、他の同形態のレストランとメニューの提供方法が一部異なります。
メニュー提供の対応
その1つがカウンターでの対応です。
通常のカウンターサービスでは、会計後、ゲストはそのまま会計をした順番通りにカウンターへ並び、メニューを受け取ります。
しかし、ドックサイドダイナーは会計後レジの奥のスペースで待ち、準備ができたメニューから提供されます。
その際、レシートの取引番号で呼ばれます。
[voice icon="https://tdrmania.com/wp-content/uploads/2018/05/IMG_4253.jpg" name="まにあ" type="l content"]どの番号を見ていいかわからないゲストも多く、結局キャストがレシートでメニューを確認することが多く...この部分は改善の余地がありそうです。[/voice]
レジの配置
これまでのカウンターサービスのレストランの多くは1つのレジに対し2つの列が形成され、それぞれの列に並んでいるゲストを交互に会計をしていく流れでした。
ドックサイドダイナーはレジ1つに対して列は1つのみです。
これまでのレジ配置よりも、対応するキャストの人数が必要となりますが、列の進み具合は理論上2倍になります。
後片付けの対応
ドックサイドダイナーではトレイや容器など、食事の後片付けをするスペースがやや広めに作られており、分別もわかりやすく表示されています。
他のカウンターサービスではレストランでは、食事後そのままテーブルの上に食器類を置いておいて退席し、キャストが片付ける対応もありますが、ドックサイドダイナーはすべてが原則セルフサービスです。
後片付けに必要なキャストをレジに配置することで、効率的なレストラン運営を目指しています。
今後のレストランのモデルケースへ
社会的に働き手不足が叫ばれるなか、東京ディズニーリゾートも例外ではありません。
レストランでは、少ない人数で運営できる効率的な方法を模索していることでしょう。
今回オープンしたドックサイドダイナーは、東京ディズニーリゾートとして1つの検証であり、今後の状況次第でモデルケースとして他のレストランにも活用される運営方法になることでしょう。
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効率的に運営する事で回転率が向上し、結果としてゲストが快適かつ効率的にパークを楽しむことに繋がるかもしれません。
しかし、食事はパークの体験価値の1つであることには変わりありません。
効率化を追い求めすぎるあまり、本来の素晴らしさを見失ってしまわぬよう、バランスをとりながらの改善が求められます。